熊本防災視察研修(1月20日)
今年度のまちづくり視察研修を1月20日(土)、25名の参加者で実施しました。
はじめに、熊本市東区西原地域東海大キャンバスでの研修では、震災当時の西原小学校避難所体験談や、その後の地区防災計画の内容について講義を受けました。
講師は西原地区の種々の団体代表を努める本田篤志様と西原消防団分団長の小出通様、東海大教授の福崎稔様、避難所の調理を担当された今田吉信様の4名の方が、それぞれの立場で当時の活動状況や問題点などを話していただきました。
講義の内容では特に、避難所開設や運営を行う際の訓練の重要性や各種団体との連携が必要であると感じました。
続いて熊本地震震災遺構「記憶の回廊」を近隣の山々の壮大な山崩れや地滑り状況を車窓から見ながら中核拠点である旧東海大学阿蘇キャンパスに向かいました。
ここでは熊本地震の経験を風化させずに後世に伝える為、震災ミュージアムKIOKUとして遺構の保全・整備・展示をしています。
一部の校舎が震災時のままで残されていてその凄まじさを目の当たりにしました。
校庭には地表地震断層がそのまま残されて展示されています。
熊本の皆さまには甚大な被害を乗り越えながらも後世や、発生率が高いと予測される南海トラフ巨大地震に備える必要のある、宮崎の私達にも大いなる教訓を与えて頂きました。
今後は住吉地域の住民の皆さまのために、今回の研修を今後の住吉地区総合防災訓練に活かしていきたいと思います。